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私は家事が大嫌いです。
面倒なことがものすごく嫌いです。縦のものも横にしません。 これはBDSM、Femdomという次元の話ではないですね。向いていないとも思います。 奴隷は家事が好きと言い切れないと言っていますけれど、少なくとも私よりは好きでしょうし、向いていると思います。 私の自宅は荒れ果ててますが(笑)奴隷の家はいつ行っても綺麗に整頓されていますし、私は包丁握った記憶がもう思い出せませんけれど、奴隷は一人の時でも料理をしているようですし 向き不向きというのはあるものだと思います。 初めて会った時から思ったことですが、よく動く子だな、と思っていました。 奴隷に向いている人間というのは、よく気が付いてよく動ける子ですね。 こちら側から指示して動くのでは遅いのです。指示をするということはその時点で、不快不満足な状況が起きているわけですから、その前に想像して動けることが望ましいでしょう。 これは人間の資質なので、調教では限界があると思います。 適切な資質を持った子を調教して自分好みしていくのがいいでしょうね。 極端なことを言いますと、仮に私がマゾ、被支配者になりたい願望を持っていたとしても奴隷には向いていないと思います。 やはり同じ人間ですからね。でも不思議ともともとの性格性質と性癖はリンクしているように思います。 それとも、私がそのような相手としか近しくならないのかもしれません。 私が奴隷の家に訪れるといつも忙しく動いていて、騒がしいなと思うほどです。ちょっと落ち着いて酌に付き合いなさいよ、と言いたくなるくらい。 ご飯の時は私が食べて、その間にも何かが出てきたり、終わったらお皿は片付けられていきますし、コーヒーはいりますか?お酒はいりますか?といった具合で それが当然だと感じていましたがある日「そう言えばお前、いつご飯食べてるの?」となったことがあります(笑) Femdomな空気が薄れてリラックスしている時もあるのですが、やっと落ち着いて腰掛けた瞬間に 「あれ持ってきて」 と指示を与えても、少しも躊躇いはありませんね。横になったり寝ている時もすぐに動き始めます。 よくできるもんだな、と感心します。私なら絶対に無理。 そういう時に「動くの好きなんでしょ?」 と思って言ってしまっているわけです。 ただもしそういった時に少しでも面倒そうな素振りがあったり、遅れたら、手か足が飛んだ後に、今どうして遅れたのか、と追及しますし、甘やかしすぎたと反省して、厳しくするようになるでしょう。 でも、こういったことに限らず冷静に考えると 「お前よくそんなことできるね、続けられるね、嫌にならないね、 (できているってことは)好きなんでしょ?」という考えにたどり着くことが多々あります。 私には想像ができません。面倒なことはしたくありませんね。Femdom好きの男だとしても、途中で嫌になってやめると思います。 長い時間このルールが続くわけですから。 続けられているということは、家事が好きか、させられるのが好きか、どちらにせよ好きだから続けられているわけです。 |
外で夕飯をしていた時。
「どう?辛い?」 私が聞くと奴隷は堰を切ったように話し始めた。 普段、辛いと訴えることを許していないので、待っていたかのよう。 「でも、最近は鈍感になったみたいで、落ち着いています、、」 この言葉を聞いた時から、今日は少し弄ってやってからもう一度貞操帯をはめようと決めた。 また敏感に戻るんじゃないかしら、と実験したくなったの。 当然奴隷は私がそう決めていることはわからない。 「それじゃあ、まだいかないで平気ね。」 哀願するような表情に変わる。 私はこういった時の表情が大好きなのよ。 そんな、という顔ね。 そういった表情をしながらも、私をなじろうとしない様子がいい。 ここで、文句の一つを言ったらならば、どんな目に合うかわかっているのでしょう。 ぐっとこらえるように、返事をする。 「でも、お家に戻ってから、もう一度考えてみてください…」 と控えめな哀願が入る。 こうなったら、私が考えを変えることなんて滅多にないことをよく知っているはずなのに。 少しの希望が捨てられないんでしょうね。 部屋に入ると服を脱がせる。 奴隷は足を舐めることが好きだから、わざとやらせる。 優しく、好きであろうことをしてやろうと思うの。 興奮するとする程に辛いわけだから。普段よりも優しくする。 目前に足を出すと隅々まで、舐める。 きっと、少しの希望を持って媚びているのでしょうが、私はもう決めている。 延期。 と告げると、もう一度貞操帯をつけるのでいかせて下さい、と床に頭を擦り付ける。 「だめ」 涙が滲む表情に向かって、私はさも慈悲深いように優しく 「でも触るだけならしてあげようか」 と問うた。 奴隷とは付き合いも長いですし、どんな事をしたらどうなるかは大抵把握しています。 どんな風にされるのが好きかも分かりますから、うんと優しく蕩けさせることも簡単です。 普段甘やかしていないせいなのか、少し頭を撫でてやるだけでも力が抜けて蕩けます。 貞操帯をつけて、射精ができない時には、それらが逆に責めとなるので敢えてやってやると、悶々とするので面白いです。 コントロールすることは支配を感じられて良いです。 うんと気持ちよくすることも、苦しませることも気分で決められ、容易に実行できます。 貞操帯を付けている時は、将にそれが分かりやすく、具現化されていますね。 一言で済みます。 相手を自分のその時その時の機嫌で如何様にもできることを実感するのは、Femdomの楽しみだと思います。 それがどんな境遇であれ、被支配者は逃れることはできませんから、存分に気の済むまで楽しみましょう。 |