女御主人様と旅行に行ったときの夜のこと。
1階にリビング、2階が寝室となっている2階建てのペンションを借りました。
「気を付け」
ベッドを眺める位置で、言われるがまま気を付けの姿勢で立たされます。
裸に貞操帯の格好で口枷を嵌められた僕はそのまま柱にきつく縛り付けらてしまいました。
寛がれる女御主人様とは対照的に僕は体制を崩す事が許されません。
僕はそのまま気を付けの姿勢で立っていました。
しばらくすると、ベットに横になった女御主人様はうとうととそのまま眠りにつかれたのです。
視界にはお休みになっている女御主人様の姿だけが目に入ってきます。
静かな時間がすぎていきます。
‥‥1時間くらいが経ったのでしょうか。
その日は運転で疲れていたせいもあり何度も眠気が襲ってきましたが、気を付けの姿勢では眠りにつくことはできませんでした。
動けない事にストレスを感じ、立っている足も次第に疲れてきました。
ベッドに気持ち良さそうに横になる女御主人様がとても羨ましく思われました。
気を付けの姿勢でただ立っていると、時間の経過が遅く感じます。
というよりも、次第に時間の感覚がなくなってきます。
何時なのかもわからなくなってきました。
辛くて、口枷からは苦しい声が漏れます。
時折、目の前に見える 女御主人様の寝返りをうたれます。
期待しましたが、目を覚まされることはありませんでした。
口枷を嵌められていますし、また起こすともっと辛い目にあうので我慢しました。
もしかして朝までこのままなのかなあ…と哀しくおもえました。
時間は淡々刻刻と流れていきます。
2時間、3時間くらいたったのでしょうか。
ストレスを感じて何度もこの状況から逃げ出したいと思いましたが、どうしようもありませんでした。
普段仕事などで立つ時は、作業をしたり体勢を変えることが普通です。
それらに比べてただ、立っているだけという状況は想像以上に辛いものだと身をもって知りました。
人間家具には椅子、テーブル、灰皿、色々なバリエーションがありますが「立たされる」というプレイも好きです。
ちょっと地味なプレイではありますけれども。