待ち望んでいたある日の解錠日のこと。
鍵が外されずっと欲していた感覚に僕は無意識に股間に手が伸びそうになります。
『触るな!』
女御主人様からの言葉にとっさに手を後ろに組み直しました。
目の前にある自由な状態の自分のもの。
しかし自分の意思では触れる事が許されないのです。
惨めに感じながらも、欲してどうにもならない状態。
ふと女御主人様の手が触れます。
瞬時に全身に快感が走り、すぐにいきそうになります。
この期間中、女御主人様にお会いする度に僕は何度も股間にじわっとくる感覚を感じてきました。
もどかしく切ない感覚でした。
しかし今目の前の大きな快感に嵌められていた事実を忘れ、女御主人様に対して感謝の気持ちでいっぱいになります。
もっと良い奴隷になります…
もっと疑問を持たず従います…
様々心の中で唱えるように、壊れてとろけていきます。
快感の波が込み上げてきた次の瞬間、その手がとまり、離されました。
ずっと我慢してきたのに、。
もう少しだったのに…
期待と喜びは落胆に変わります。
次第に快感はゆっくりと引いていきます。
動揺する僕をよそに女御主人様の手にはまた貞操帯が。
「お許し下さい。。」
心からの哀願は聞き入れて頂くことは出来ませんでした。
眈々と装着されていく状況を僕は後ろ手を組み、目を閉じ、受けいれるしかありませんでした。
…昨年のお話でした。
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明日は女御主人様とお会いできる日。約一週間ぶりです。
いく度となく波が押し寄せることはありましたが仕事が立て込んでいるおかげもあって、ここ数日間何とか乗り切ることができました。
毎日朝は早く目が覚めます。理由は、、お察しの通りです。
昼間は街中で好みの女性を見かけた場合にどうしても目で追ってしまいます。
また先日、ホテル街を横切った際、仲良さそうに出てくるカップルの光景を目にして羨ましく切なく感じました。
帰宅してからは、時間ができるとやっぱり女御主人様の事、貞操帯の事を考えてしまいます。
貞操帯の上から触ってみたりするのですが、何もできず悶々としてしまいます。
ああ、、明日は開けて頂けるのでしょうか。
触りたいです。射精がしたいです。。